新型シビックタイプRに試乗。バランスの良さと高い完成度、ドライバー中心の”ホンダスポーツ”の真髄が詰まっていた
掲載 carview! 文:編集部/写真:市 健治 130
掲載 carview! 文:編集部/写真:市 健治 130
1992年の日本グランプリが終わったあと、F1ドライバーであるアイルトン・セナが開発中の「NSX TYPE R」を鈴鹿サーキットで走らせた際、ピットに戻ってくるなり「Comfort!」と語ったのは有名な逸話だが、筆者が新型「シビックタイプR」を同地で試乗して真っ先に思い浮かんだのがこのエピソードだった。
9月1日、ホンダは新型シビックタイプRを発売した。1997年に初代が登場したシビックタイプRは、「NSX」や「インテグラ」より下位の”タイプRのエントリーモデル”としての側面が強かったが、11代目シビックをベースとした新型は、NSX亡き今、「アルティメット・スポーツ2.0」をコンセプトにホンダスポーツの頂点としての役割を担っている。
搭載されるのは、2.0L 直列4気筒”VTEC”ターボエンジン「K20C」。先代と同型ながら、翼の外径や枚数、形状を新設計した新開発ターボチャージャーを装備するなど各部をアップデートすることで、2.0Lターボエンジンとしては世界トップクラスの最高出力330馬力/最大トルク420Nmを発生させる。
エクステリアも、キャラクターラインが多くどこかモビルスーツ的だった先代(北米ではウケがよかったらしい)から大きくイメージチェンジ。5ドアハッチバックをベースにしながらも、全幅を+15mm、全高を-30mmとすることでワイド&ローを強調。フェンダーパネルとリアドアを新造し、スッキリと一体感のあるフォルムを実現した。
日本ではやや大きく感じるボディサイズ(全長4595mm×全幅1890mm×全高1405mm)だが、ハッチバックを選択した意図としては販売ボリュームが最も多い北米を意識してとのこと。グローバル化の波には抗えないが、老若男女受け入れやすいデザインには好感が持てる。ホンダは「本質と官能」と表現しているが「速くてカッコいい」はスポーツカーの最低条件だ。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
[ホンダ]の10年先はホントに大丈夫なのか!? [BEV]までのつなぎとなる[PHEV]を考えていない三部社長の判断やいかに?
住める車とはまさにこれ! 全て揃ったワンルームのようなトヨタ ハイエースがベースのキャンパー
自動車メーカーが羨ましい! 現場のディーラーが「長期休暇」を取れない根本理由
50万以上安くなるってマジ!? [新型フリード]安く買うならテクニック必須!! ベースグレードだってオプションでなんとかなるのよ!!
ハイエースタイプ最高クラスの広さが自慢! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
え、キャリイがジムニー並みのオフローダー!? フツーの人が軽トラを買うワケ
MINI、日本初公開モデルをお披露目!東京・渋谷で試乗もできる体感イベント開催
フィアット「500(チンクエチェント)/500C」国内販売終了。累計販売13万台の人気車
いよいよガソリンはリッター200円に!? 補助金の終了が間近に迫ってきた!
1900馬力のピニンファリーナ「バッティスタ」と10台限定の「B95」が日本上陸! イタリア大使館でお披露目された超弩級ハイパーカーとは
日産エクストレイルがマイナーチェンジ。合わせて90周年記念車をリリース
カマルザマン「ドライのマップに変えた」と雨の決勝でベテランの技。Team Frontierは8耐トライアウト首位通過
「シエンタ」が商品改良。変更点は少ないが、ハイブリッド7月、ガソリン8月と納期が大きく改善
イタリア語で「12気筒」を意味する新型フェラーリは「デイトナ」似。SDGs時代もV12は不滅?
【円安効果はごく一部!】国産自動車メーカー好調の理由は日本お得意の“着実な積み重ね”にあった
【今わかること比較】走りと後席の快適性は新型「フリード」優勢。「シエンタ」に勝る点、劣る点
【VIPの隠密仕様】アルヴェル4人乗り「スペーシャスラウンジ」準備中。目立ちすぎLMより本命
【装備充実】ミドルサイズSUV「F-PACE」にジャガー90周年特別仕様車を追加 917万円から
スバル「レガシィ」生産終了。あなたが最も印象に残っているのはどのモデル?【写真でチェック】
三菱の軽EV「eKクロス EV」一部改良。グリーンやライラックのお洒落系カラーも登場。価格上昇は控えめ
「ランドクルーザー250」のおすすめグレードとは? 長く乗りたい人は“ナビ選び”に注意!?